歌に厳しい方に「そこ、うねってるよ」と言われた事ありませんか?
うねりとは何なのかを考えてみましょう。
うねりとは、アクセントや方言などと同じようなクセです。
例えば、関西弁の「なんでやねん」は小声であれば目立ちませんが、
激しく突っ込むと「でやねん」が異様に大きくなります。
そして「なん」と「でやねん」がグニャっとつながっているように聞こえます。
そういった発音がうねりです。
歌においてこのうねりは聞き手にとっては基本的には耳障りなため、良くないとされています。
もし仮に、ひとつの文章全てがうねっていたら聞きやすいでしょうか?
何言ってるのか分からなくてイラっとしますよね。
単語ひとつになると別段目立たないのですが、直しておくに越した事はありません。
これは個々の持つクセなので、自分では気付かない事の方が多いです。
実際に自分が歌っているものを聞いても気付きにくいので、
そういった事が分かる人に聞いてもらって初めて指摘されます。
うねり自体に注意して聞くと分かりやすいので、
通してうたったものを聞いて、うねっていないか確認してみて下さい。
また、このうねりはロックなどで良く聞かれる「カッコつけて歌ってて何言ってるのか分からない」と言うものとは全然違います。
カッコつけて歌っているといったものについては、「上手下手以外の大切な事」で少し触れています。