本格的になればなるほど機材は増えていき、トラブルも増えていきます。
特にライブ前やデモ音源作成前には必ずしておきたい事もあります。

接点不良やノイズ対策

各機材を接続する端子は空気に触れる部分が日に日に酸化する事で接点不良を起こすようになります。
ケーブルを少し触るだけでガリッと音が入ってしまうなどです。
これの最も基本的な対策は端子を拭く事です。
ステレオプラグなどは元々光沢感があるのですが、使っていないと光沢が失われます。
これを丁寧に拭いてピカピカにすると新品同様になり、接点不良が起こらないようになります。
この時に使う布はなんでもいいのですが、メガネ拭きや画面を拭くOAクリーナーなどがおすすめで、どれも100円ショップなどで購入できます。
長年放置していた物になると拭いても落としきれない場合もあり、 その時はサンドペーパーなどで削るのですが、これは触ってザラツキがあるものではなく、 ザラツキがほとんど分からないほどの細かいサンドペーパーを使います。

メス側の端子は簡単に拭く事ができないため、 本格的にメンテナンスする場合は機材自体を分解し、各部品を同じように拭きます。
分解する事に抵抗がある場合は、細い棒に布を被せジャックに挿し込み拭く方法もあります。
この時注意したいのはできるだけ細い棒でやさしく拭く事です。
ぎゅうぎゅう押してしまうと中の接点部分が緩み、余計に状態を悪くしてしまいます。
もうひとつの方法に、接点復活材と呼ばれる商品があります。
スプレー缶となっていて、端子内部に吹き付けると接点不良が改善できます。
接点復活材をつけてから拭くと更に状態が良くなります。
また、プラグ側に吹き付けてから接続し、少しクルクル回すだけでも効果はあります。
ここまではライブ前やデモ音源作成時には必ずやっておきたいところです。

機材のボリュームなどのツマミが接点不良を起こす場合もあります。
ボリュームを回すと音が途切れたりするもので、酷くなると特定場所でしか音がならなくなったり、そもそもこのツマミの不良で音が全く出ないようになる場合もあります。
こういった場合のメンテナンスではどうしても機材を分解しなければ直りません。
状態が酷い場合ではもはや使い物にならないので思い切って分解してみましょう。
ボリュームやバランスなどの回すツマミはボリューム抵抗と呼ばれる電子部品のひとつが使われています。
これも空気に触れる部分が日々酸化していくので、接触していない部分が曇っていきます。
拭けば改善できるのですが、小さいパーツのため無理な場合もあります。
分解してできそうであればそれでいいのですが、出来そうに無いならそれ自体を交換します。
部品は楽器店や電子部品店、ホームセンターなどで購入する事ができます。

ケーブルの断線と修理

ケーブルはどうしてもそのうち内部で断線してしまい、ノイズを発生させたり音が途切れたりします。
余裕があれば高品質な物に買い換えていくのですが、 アマチュアで活動していると色々な事に費用がかかるので、 そういった場合であればケーブルの断線などは自分で修理していきたいところです。
例えばマイクなどのモノラルのケーブルであれば、内部の構造は中心の信号線と外周のグラウンドの2本になっています。
白赤のRCAケーブルなども1本ずつは同じ構造になっています。
スレテオピンケーブルの場合、内部は中心に左音声の線と右音声の線2本があり、外周がグラウンドになっています。
断線している箇所を見つけたら一度切断し、上のようになっているのでそれぞれを改めて接続します。
断線修理自体については電源ケーブルなどの断線 - 自分でやってみよう!などを参考にして下さい。
このような修理をするとノイズを拾いやすくなるかと心配になるかも知れませんが、 ケーブル1〜2本を断線修理した程度で音を聞き分けるのは到底無理です。
もちろん接続する機材やケーブルが極端に多い場合は少しでもノイズを減らしたいので、状態に合わせて修理するか判断して下さい。

機材同士の接続ではU字型の短いケーブルが最も適しています。
これはケーブルが短くノイズを抑えられるという事と長いケーブルでは煩雑になりやすいという事のほかに、 「短い方が断線しにくい」というメリットがあります。
ケーブルが最も断線を起こす箇所は常に曲がっているところです。
ケーブルが長いと接続端子から伸びるケーブルは重みで下に抵抗がかかり、その曲がった部分がいずれ断線します。
U字型の短いケーブルではそういったことが起こらないため、緩い曲線で接続できるので無理に曲げ続けない限り断線する事はほとんどありません。
ピンプラグの物もピンジャックの物も5〜10cmほどの短いケーブルがあり、楽器店やオーディオ店、ホームセンターなどで購入できますので活用してみて下さい。