みなさんはうたっている時に口の形を意識した事はありますか?
現在ではここまでしている歌い手はほとんどみかけませんが、ちょっとした事でアクセントを付けたり、より魅力的にうたう事ができるので是非やってみて下さい。

口の形は歌の表情を作る

声は同じ「ア〜」でも口の形によって少しニュアンスが違ってきます。
普通に「ア〜」と言うと、「あー、そうだね」というような感じですが、 極端に口を横に広げて言うと、「あー、やっちゃったね!」というようにも聞こえます。
これを歌に取り入れると、歌の表情がより豊かになります。
歌詞そのものが楽しそうであったり悲しそうであったりするのは歌詞が理解できれば分かりますが、 歌の表情が豊かであると、言葉が理解できなくてもニュアンスを伝える事もできるのではないでしょうか。
これは言葉が分かる・分からないに関わらず大切な事だと言えます。

実際の練習

口は普通に開ける以外では、大きく広げたり、縦や横に広げたり、小さく広げたりすることができます。
これをフレーズに合わせて考え、良さそうな口の形を考えていきます。
実際の練習の時には、極端に口の形を広げるようにしていると、 うたう時には自然とその形になるように身についていきます。
うたう時に口の形を意識しすぎると、本番でも極端に広げてしまうかも知れませんので少し抑える程度が丁度いいようです。
アクセントを付けると良い箇所は、フレーズや単語の頭や言葉尻です。
もちろんこれは付ければいいというわけではなく、 歌のイメージに合わせて要所要所で使い分けていくという事が大切です。